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12月1日(ブルームバーグ):武田薬品工業は、同社の糖尿病治療薬「アクトス」が
ぼうこうがん発症リスクを高める可能性をめぐって、米国内で最大1万件の訴訟に
直面する公算が大きい。
裁判所判事らは、どこの裁判所に訴訟を併合すべきかを今後検討する。
米食品医薬品局(FDA)は今年6月、武田提供の研究の分析で、
アクトスの一部の服用者のぼうこうがん発症リスクが高まることが示されたと
説明した。アクトスは、糖尿病治療薬の売り上げで世界トップ。
アクトスの元服用者を担当するニューヨークの弁護士、ポール・ペノック氏は、
アクトス服用とぼうこうがん発症に関連性があるという証拠は
「著しく強力かつ明白だ」と電話インタビューで述べた。
同氏の法律事務所ワイツ・アンド・ルクセンバーグは、アクトス元服用者1200人の
依頼人を抱えており、訴訟件数は合計1万件になる可能性がある。
同氏は「アクトスについて毎日電話がかかってきている」と述べた。
アクトスの昨年度の売上高は3879億円と、武田薬品全体の売り上げの27%を占める。
武田は訴訟の業績への影響や、訴訟のために資金を引き当てる計画があるかどうかに
ついては、コメントしなかった。
訴訟を併合する前に、広域係属訴訟(MDL)パネルの判事団が1日、
どの連邦裁判所で審理するかで関係者から意見を聴く予定だ。
ソースは
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
■武田薬品工業 URLリンク(www.takeda.co.jp)
アクトスに関する情報
URLリンク(www.takeda.co.jp)
株価 URLリンク(www.nikkei.com)