11/11/22 09:04:47.06
カニやエビの殻を使い、柔らかい透明のプラスチックを作製することに
京都大のチームが成功し、21日発表した。
次世代有機ELディスプレーなどに応用が期待できるとしている。
チームは、カニ殻のナノメートルサイズ(ナノは10億分の1)の
極細の繊維構造に着目。
薬剤で炭酸カルシウムとタンパク質を除去した粉末のカニ殻を水に混ぜ、
ろ過して厚さ100~200マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の
白い紙のようなシートを作り、シートに透明アクリル樹脂を浸透させると、
樹脂が補強され、白いシートが透明になった。
カニ殻の繊維は人工のナノ繊維よりも細く、太さが均一なため
シートの透明度が上がるという。
有機ELディスプレーや太陽電池の基板に使うには、熱で膨張して透明性が
失われないようにする必要などがある。
シートを改良すれば、現在使用されているガラス程度に熱膨張を抑えることが
できるという。エビ殻でも同じ成果が得られた。
成果は英科学誌ソフト・マター電子版に掲載される。
ソースは
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
カニ殻から作製された柔らかい透明のプラスチック
URLリンク(sankei.jp.msn.com)