11/11/21 08:48:19.42
パナソニックは、熟練工の経験や勘に頼っていた作業を遠隔地の海外工場でも再現できるロボットを
開発した。
部品の取り付けや接着剤の塗布といった熟練技術をロボットが正確に覚え、国内工場と同レベルの
高品質な工業製品を製造する。
歴史的な円高への対応で、海外での生産強化が急務となっており、海外工場での品質向上に役立てる。
ロボットは６本の腕があり、柔軟で細かい作業が可能だ。
腕の先端で接着剤の塗布や部品をつかむ作業ができる。
情報端末やディスプレーの組み立てや基板のはんだ付けなどの作業のノウハウを熟練工が
ロボットの腕の先端部分に手を添えて、実際に動かしながら伝授する。
覚えた作業は、インターネットやＬＡＮ（企業内情報通信網）経由で、遠隔地の複数のロボットに
プログラムされる。リアルタイムで遠隔地のロボットを操作することも可能だ。
これまでも手を添えて作業を覚えさせるロボットはあったが、遠隔操作ができなかったため、
熟練工のいない海外工場や、人が入れないクリーンブース内での活用が難しかった。
ロボット一つ一つへのプログラム入力も省け、
入力後の動作の検証や修正を繰り返す作業も簡略化でき、作業効率の向上にもつながる。
パナソニックでは、自社での活用を検討しているほか、海外展開する他のメーカー向けの販売も
視野に入れている。
新技術の導入で熟練工の技を強みにする中小企業にも海外展開のチャンスが広がりそうだ。
ソースは
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
熟練工が手を添えて動かし、作業手順などのノウハウをロボットに覚えさせる
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
パナソニック URLﾘﾝｸ(panasonic.co.jp)
株価 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.com)