【コラム】日本はこのまま貧乏になるのか (SankeiBiz)[11/11/18]at BIZPLUS
【コラム】日本はこのまま貧乏になるのか (SankeiBiz)[11/11/18] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
11/11/18 08:13:24.83
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URLリンク(www.sankeibiz.jp)
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与謝野馨氏は、文芸春秋(2008年6月号)で麻生太郎氏と対談し、次のように語っている。
「私はだんだん日本が貧乏ったらしくなる。豊かさが失われていることを懸念しています。
日本の経済の売りは何か、その良さがなくなると、資源のない日本は、あっという間に、
存在感がなくなってしまう」

与謝野氏の危惧が現実のものとなりつつある。
財務省の貿易統計によると、東日本大震災に伴うサプライチェーン(供給網)の混乱もあり、
今年1~9月の貿易収支は1兆3093億円の赤字となった。
震災の影響で輸出が前年同期比1.8%減少した一方、原子力発電所の停止に伴う代替燃料の
液化天然ガスなどの輸入が膨らみ、輸入が同11.9%増となったもの。
その後、日本の製造業が集中的に進出していたタイの洪水の影響も加わり、このままいけば、
日本の貿易収支は31年ぶりに赤字に転落する可能性が高い。

日本が転換点を迎えていることは間違いない。
かつてのような「輸出立国ニッポン」の姿は、残念ながらフェードアウトしつつあるように
思える。
このまま日本の存在感はなくなり、われわれは貧乏になっていくのだろうか。

実は、日本経済は2000年代半ば以降、海外直接投資や証券投資で得られる配当など
所得収支の黒字が貿易黒字を大きく上回っている。
これを2010年実績でみると、貿易黒字が約7兆9000億円であるのに対し、
所得収支は約11兆7000億円の黒字を計上している。
稼ぎ頭の筆頭は所得収支であり、すでに日本は「輸出立国」から「投資立国」に変容したように
思えるほどだ。

しかし、所得収支が今後も黒字を安定的に維持できるかどうかは不透明だ。
欧米の財政・金融危機がおさまらないからだ。

日本の所得収支の黒字約11兆7000億円のうち、7割に当たる約8兆2000億円は
証券投資による収益であるが、その証券投資の9割は債券投資から得られる利子収入で
占められている。そして、債券利子の大半は海外の国債投資によるもの。
この外国債への投資が、欧米を中心にソブリンリスクが高まる一方で、世界的な流動性資金の
過剰供給により利回りが低下するという難しい局面に立たされている。

貿易収支の赤字転落が現実のものとなる中、頼みの所得収支も多くを望めないということになれば、
貿易収支と所得収支、それにサービス、経常移転収支を加えた「経常収支」が赤字に転落することも
夢物語ではなくなってこよう。
「早ければ3~4年後にも日本は経常赤字国に転落する」と分析するエコノミストもいるほどだ。

日本が経常赤字国に転落するということは、生産や消費などの経済活動が国内の資金だけでは
賄えず、海外から資金を調達しなければならなくなることを意味する。
その時、どんなショックが生じるのか。(経済ジャーナリスト・森岡英樹)

-以上です-


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