11/11/17 18:06:21.36 ZEOOiBst
>>375 政策市場ってものがある。そしてその市場を広げる事で技術も伸びるし、自由市場も創出される。
それをやってマネーゲームによる建設ラッシュが発生し、電力供給体制が破綻したのがスペイン。
ドイツも似たような状況。
太陽光発電 スペインの教訓 ― 固定価格買い取り制度の光と陰
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買い取り価格はこの間、市場価格の約9~10倍と異常に高かった。
カルサーダ博士の試算では
100kWの太陽光発電施設の 投資収益率 は 17% にのぼる。
10万ユーロを元手として25年間投資すると500万ユーロとなる程の利回りが保証された
投資だったわけである。
スペインの30年物国債の利回り5%弱に比べるといかに有利な投資であるかは一目瞭然であった。
08年には累計設置容量が一時的にだがドイツを抜いて世界一になった。
スペインでの太陽光発電設備の増加は制御不能の状態だった。
スペインの教訓は明白である。
あまりに経済合理性から離れた高値の買い取り制度は、一見、太陽光発電の促進に役立つように
見えるが、
最終的には電力料金の大幅引き上げによる国民負担と、それに伴う経済への影響や 企業の国際競争
力喪失という犠牲を強いることになった。たびたびの政策変更によって政府の信頼性も損なわれた。