11/11/05 07:45:15.02 Saq/zBZB
>>543
【「救急患者のたらい回し」は、責任感の欠如が原因だった】
数年前になりますが、救急患者のたらい回しの報道がさかんになさ
れ、その原因として「医師不足」が声高に叫ばれていた時期があり
ました。しかし総務省消防庁が発表した資料などによれば、それは
どうも事実ではなかったようです。
一例を挙げます。東京都と静岡県を比べてみます。平成19年度の
救命救急センターにおける、転院搬送分を除いた搬送回数(救急車
を受け入れた数)は、東京都が23,165回、静岡県が23,885回と
ほぼ同数です。受け入れ施設数は東京都が26施設、静岡県が6施
設。人口10万人当たりの医師数も東京都が282.0人、静岡県が
177.2人です。
ところがたらい回し率、救急車の受け入れを拒否した割合は、静岡
県が0.9%であるのに対して東京都は31.0%と、静岡県の約34倍
にもなってしまっているのです。
結局「救急患者のたらい回し」は「医師不足」によって発生してい
たのではなく、ただ単に「傍観者効果」によって責任感が希薄化し
た医師、つまりは「無責任な医師」によって引き起こされていただ
けだったと言えそうですね。
【救急搬送における医療機関の受入状況等実態調査の結果について(平成19年)】
URLリンク(www.fdma.go.jp)
【人口10万対医師・歯科医師・薬剤師数,施設・業務の種別・
性・従業地による都道府県-16大都市・中核市(再掲)別】
URLリンク(www.mhlw.go.jp)
【集団の無責任:「傍観者効果」研究を生んだ殺人事件】
URLリンク(wiredvision.jp)