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>>95
【医学部の定員削減について】
『こうしていきますと、最初の医科大学の設置の目的で
ありました人口十万人に対して百五十人と、欧米並みの
数にするというようなことはもう間もなく達成できるであ
りましょうし、ある府県におきましてはもうとっくに二百人
を超しているわけでございまして、医師過剰時代が言わ
れております。』
『また医師会なんかの方からは、収入が減るんじゃない
かと、まあふえぬのはしようがないといたしましても、
大変医師の諸君はそれを心配をしているわけです。』
『きょうの朝日新聞を見ましても、診療所の平均所得が、
五十六年には年収に換算して約二千万円ぐらい、一般サ
ラリーマンが平均年収が三百三十万円ですから、約六・
五倍の診療所の収入があった。ところが、五十一年の場
合にはサラリーマンの収入が二百四十万、そして診療所
の方は一千九百四十万で、そのときには八倍であった。
それが いまはもう六・五倍になった。これがさらに進
むというともっと下がっていくんだ、』
『こういうことから、お聞き及びだと思いますけれども、
医科大学をつくり過ぎたんではないかという、そういう
非難といいますかね、批評があるわけですね。』
これは昭和58年03月30日の参議院文教委員会での、
高木健太郎議員(この方は医師です)の質問ですが、
これを読んでもわかるとおり「医学部の定員削減」
は、自らの所得の減少を恐れる医療界が、政府に
圧力をかけ続けた結果もたらされたものなのです。