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[東京 31日 ロイター] パナソニックは31日、
2012年3月期の連結最終損益(米国会計基準)を下方修正し、
4200億円の赤字(従来予想は300億円の黒字)になり、
2年ぶりの最終赤字に転落する見込みだと発表した。
前年同期は740億円の黒字だった。
薄型テレビ事業の構造改革で、テレビ工場や半導体工場の減損処理や人員削減費用を計上することから、
営業外に計上する今期の構造改革費用を5140億円(従来予想は1100億円)に積み増すことが響く。
売上高予想は8兆3000億円(従来予想は8兆7000億円・前年同期は8兆6926億円)に、
営業利益予想は1300億円(従来2700億円、前年3052億円)に、
それぞれ下方修正した。
営業利益予想は、トムソン・ロイターエスティメーツによる主要アナリスト14人の予測平均
2153億円を大幅に下回る。
欧米の景気減速によるAV関連機器の販売減速や円高の進行で、通期予想は減収減益に転じる。
10月以降の想定為替レートは、ドルを76円(従来想定83円)、ユーロを105円(同110円)に
それぞれ修正した。これにより年間の想定レートは、ドルが78円、ユーロが110円になる見込み。
<構造改革、テレビ関連で3200億円>
今期も4年連続赤字の見込みの不振の薄型テレビ事業は抜本的な改革に踏み込む。
通期の構造改革費用の積み増し分4040億円のうち、テレビ工場や、テレビ用の半導体工場の
減損処理や人員削減の費用で約3200億円を見込む。
テレビ事業の縮小によって、今期の薄型テレビ販売計画は1900万台(従来2500万台)に下方修正する。
記者会見した上野山実常務は、今期の構造改革費用については「やれる分はすべて織り込んだ」として
追加計上はないとの見通しを示した。
三洋電機の関連資産(のれん代や無形固定資産)については
「(統合によって)企業価値を毀損する認識はない」と述べて減損処理を否定した。
繰り延べ税金資産の取り崩しについても「今回の処理は子会社で発生するので取り崩しは発生しない」
との見通しだという。
ソースは
URLリンク(jp.reuters.com)
■パナソニック URLリンク(panasonic.co.jp)
2011年10月31日 第2四半期連結累計期間業績予想と実績の差異および連結通期業績予想の修正に関するお知らせ(PDFファイル)
URLリンク(panasonic.co.jp)
2011年10月31日 2011年度 第2四半期 連結決算概要
URLリンク(panasonic.co.jp)
決算短信〔米国会計基準〕 [PDF:67KB]
URLリンク(panasonic.co.jp)
株価 URLリンク(www.nikkei.com)