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あのオリンパスに「日経ビジネス」が社外取締役JBpressを叩き潰すと言うなら読みたい「敗軍の将兵を語る」
2011.10.22(土)
URLリンク(jbpress.ismedia.jp)
今週は、オリンパスの外国人社長解任をめぐる疑惑を扱ったフィナンシャル・タイムズ紙
(FT紙)の記事が、断トツの1位となった。
先週末の14日、日本の新聞各紙にオリンパスのマイケル・ウッドフォード社長の解任を
報じる記事が並んだ。
日本経済新聞:
オリンパス菊川会長「文化の壁越えられない」ウッドフォード社長解職
オリンパス菊川会長「ウッドフォード氏は独断専横的」
略
対して、FT紙ウェブ版の第1報は、ウッドフォード氏がオリンパスの企業買収に関する疑惑を
示唆したというもの。
略
日経は、20日付けで「オリンパス解任騒動、海外メディアが相次ぎ続報」という記事を出し
ているが、これでは全く他人事のようだ。
日経グループの場合には、「日経ビジネス」を発行する日経BP社の辣腕副社長として現在
の日経ビジネスの局長以上の人事に深く関われた方が、今年の6月からオリンパスの社外取
締役になっている。
それ自体、別にとやかく言うことではないが、オリンパスの事件と時を同じくして、私たちは日経
ビジネスの局長に呼ばれ、「JBpressに宣戦布告する」と言われた。私たちが無料で高品質な
記事を提供しているのが気に食わないのだろうか。
だとすれば、週明けの日経ビジネスが楽しみだ。恐らく月刊誌であるFACTA以上の調査報道
がなされているのだろう。調査報道の権化との触れ込みで前金で驚くほど高い購読料を取っているのだから。
略
そうでなければ、無料で日本のためになるコンテンツを供給しようという私たちを叩き潰すとはっきり言
いはなった自信の根拠は、官僚国家日本とメディアの癒着に求めるほかはない。来週が楽しみである。
原発事故や小沢一郎氏をめぐる報道姿勢に対し、「マスコミは大企業や政府・当局の広報機関だ」
という批判が高まっているが、この批判をくつがえせるような意識改革ができるかどうか。オリンパスの
一件を見ても、悲観的にならざるを得ない。