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14日付でオリンパスの社長を解任されたマイケル・ウッドフォード氏が、
英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、同社が過去に実施していた
買収に不適切な行為がなかったかどうかを調査したところ、解任されたと語った。
オリンパスは14日の取締役会でウッドフォード氏の解任を決定、その後の
記者会見で菊川剛会長が「ウッドフォード氏と他の経営陣で経営の方向性で
大きな隔たりが生じた」などと解任の理由を説明していた。
インタビューによると、ウッドフォード氏が問題視しているのは、同氏が社長に
就任する以前の平成20年に実施された英医療機器メーカー、ジャイラスの買収や、
その他のいくつかの買収。一連の買収で10億ドル(約770億円)超の支払いが
不適切だった恐れがあると指摘、調査を進めていたという。
また監査を担当していた会計事務所も「適切な会計記録が維持されていない」と
報告していたという。
ウッドフォード氏は、買収を通じて同社の役員が不適切な利益を上げた証拠はない
としながらも、ずさんな形で大金が「消えた」と主張。解職直前には書簡で菊川
会長に「(買収をめぐる)誤った判断で株主価値が損なわれた」と伝えたとしている。
●マイケル・ウッドフォード氏
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◎オリンパス(7733)--代表取締役の異動に関するお知らせ
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