11/10/14 11:32:17.72
北海道旅客鉄道(JR北海道)の社長不在期間が1カ月を超えた。
これまで柿沼博彦副社長が社長代行を務め、小池明夫会長と職務を分担して社内体制の見直しを進めてきた。
だが後任の社長は依然として決まらず、司令塔なきまま運行を続ける経営姿勢を問題視する声も上がっている。
13日、月一回の定例会見に姿を見せた小池会長は、
次期社長を含めた新体制を11月中には決定するとの考えを示した。
小池会長は「なるべく早いほうがいいが、調整に時間がかかっている」と説明。
時間がかかっている理由のひとつに「社員の心の問題」を挙げた。
一方、この日が就任会見となった北海道運輸局の西川健局長は
「JR北海道は組織体としてしっかりしている」と指摘。安全体制構築に社長不在は障害にならないとの認識を示した。
ただ、道内経済界にはJR北海道のトップ不在を問題視する声もある。
ある経営者は「乗客の命を預かる運輸業はいつ事故が起きるか分からないリスクがある。
現状でまた事故が起きたら誰が責任を取るのか」と話す。
別の経営者は「後任社長の選択肢はいくつもないはず。
なかなか決まらない背景には何か事情があるのか」といぶかる。
9月に国土交通省に報告した「安全性向上のための行動計画」では会社再生をなし遂げるため
社長の権限を強化した。
全社一丸となって安全対策に取り組むためにも、1日も早くトップ不在を解消する必要がある。
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