11/11/09 07:00:49.92 0yG2QwSh
>>333
【「産科・産婦人科医」や「小児科医」は不足していない】
最近「産科・産婦人科医」や「小児科医」の不足が盛んに報道されていますが、
果たしてそれは事実なのでしょうか。以下に厚生労働省が発表したデータを示
します。
産科・産婦人科医師数:13,250人(1986年)/10,751人(2006年) /約-18.9%(減少率)
小児科医師数: 34,614人(1986年)/31,009人(2006年) /約-10.4%(減少率)
出生数: 1,382,946人(1986年)/1,092,662人(2006年)/約-21.0%(減少率)
これを見ると確かに「産科・産婦人科医師」も「小児科医師」も減少しているこ
とが分かりますが、それ以上に「出生数」の減少率の方が大きいことが分かり
ます。したがって産科・産婦人科や小児科の閉鎖が相次いでいることは、極めて
自然な流れなのだと考えられます。
この分野は女性の医師が増えていますので、出産・子育てなどで職場を離れる
人もいるとは思いますが、それを考慮に入れても、対象人口当たりの医師数は
「産科・産婦人科医」に関しては微増、「小児科医」に至っては大幅に増えてい
るというのが実情なのではないでしょうか。
【産婦人科医師数と出生1000人当たり産婦人科医師数推移(4枚目)】
及び【小児科医師数と小児人口10,000人当たり小児科医師数(5枚目)】
URLリンク(www.mhlw.go.jp)
また「産科は多忙だ」との意見もよく聞かれますが、産科が多忙なのは昔から
です。それでも昔は産科を目指す人間がいたのは、「儲かったから」です。実際
に35年ほど前のいわゆる「第2次ベビーブーム」の時代には、産科は人気の診
療科だったそうです。
【医師数】
URLリンク(www.mhlw.go.jp)
URLリンク(www.mhlw.go.jp)
【出生数】
URLリンク(www8.cao.go.jp)
URLリンク(www.mhlw.go.jp)