11/10/11 23:13:29.06
東京電力が2年連続で新卒採用の見送りを決めた。東電の経営状態を調べていた
政府の第三者委員会が、14年3月末までに東電単体で3600人の人員削減を
求めており、この方針に沿った対応だ。
かつて東電は、就職人気ランキングトップ企業として栄華を極めた。しかし、
原発事故後は泥舟からネズミが逃げ出すように若手社員の退職が相次いでいる。
「そりゃあ、そうでしょう。事故の影響でこの先、賞与半減、年収2割ダウンが
10年続くのです。20~30代前半の若手は次の職場を求めて当然。東電には
MBA(経営学修士号)を持つ社員も多い。こういう社員がひたすら賠償業務に
追われる仕事を受け入れるはずがない。東電が新卒採用の見送りを決めたのは、
しょせん、優秀な社員はもう集まらないと諦めているからでしょう」(経済ジャー
ナリスト)
それではエリートと呼ばれた東電社員の転職市場は順風満帆なのか。
「技術系や、ヌルマ湯環境に染まっていない20代の社員はともかく、30代
以上の事務系社員は厳しいでしょう。どの企業もデフレ不況で採用を絞っている上、
高給取りがネックになる。首尾よく転職できたとしても、その先が大変です。
東電は独占企業だから、競争社会の社風ではない。サービス残業当たり前、
給料は東電の半分、福利厚生チョボチョボという状況に耐えられるのか。
当然、受け入れ企業にとっても懸念材料で、東電という看板は転職市場では
通用しないと考えた方がいい」(人材コンサルタント)
東電社員は「お断り」のフーゾク店が話題になったが、転職市場も“お断り”なのだ。
そうなると、東電は今後、優秀な社員ほど職場を去り、ジワジワとロートルだけを
肥え太らせるだけの会社になっていく。こんな会社にこれからも大事な電力を
独占させたままでいいのか。やはり、サッサと潰すべきだ。
◎日刊ゲンダイ
URLリンク(news.livedoor.com)