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化粧品各社が、製品に環境負荷を軽減した容器の導入を加速している。
衛生対応や高級感の演出といったマーケティング戦略上の配慮が優先し、
これまで業界では容器の環境対応が遅れていた。
だが、消費者の環境意識の高まりなどを背景に、花王や資生堂など大手が本腰を入れ始めたことで、
環境配慮型容器が市場に一気に広まりそうだ。
花王は12月20日、30~40代向けブランド「ソフィーナ ボーテ」の一部の化粧水に、
プラスチック使用量が本体容器に比べて約52%少ない詰め替え用商品を導入する。
注ぎ口を斜めにカットするなど誰でも簡単に詰め替えできるようにこだわった。
ポーラ・オルビスホールディングス(HD)傘下のオルビスは1991年、他社に先駆けて詰め替え用商品を発売。
20周年の今年、
主力商品の容器について原料調達から廃棄・リサイクルのCO2(二酸化炭素)排出量を調べたところ、
詰め替え用は本体商品の約10分の1であることが確認された。
化粧水の場合、詰め替え用は本体より約200円安く、「経済的な面からも好評」という。
一方、本体容器の環境対応を進めているのが資生堂だ。
同社は9月中旬、ヘアケアブランド「スーパーマイルド」に、サトウキビ由来のポリエチレン新容器を導入した。
新容器は石油由来の素材を使った従来容器に比べて、CO2排出量を7割強減らせるという。(米沢文)
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
本体容器に比べてプラスチック使用量を半減した花王の詰め替え用化粧水
URLリンク(www.sankeibiz.jp)