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大分空港は国東市の現地に移転開業してから16日で40年を迎える。
一時は200万人を超えていた年間利用者数は減少に歯止めがかからず、
本年度は東日本大震災の影響で130万人前後に落ち込む可能性が出ている。
県は低迷が長期化するとみて長期総合計画の目標値を200万人から150万人に引き下げる方針だが、
目標の下方修正で存在感の低下は否めない。
“不惑”を迎えた空の玄関は官民挙げての需要喚起の取り組みが求められている。
利用者数は“低空飛行”
大分空港の利用者数は1997年度の209万人がピーク。
08年のリーマン・ショック後はビジネス客が落ち込み、利用者減に拍車を掛けた。
本年度は震災と福島第1原発事故の影響で基幹の東京(羽田)線の利用者が減少。
大阪(伊丹)線の減便や機材の小型化も響いている。
唯一の国際定期路線として年間約3万人が利用していたソウル線も12月末まで休止する事態となった。
近隣の空港との競争でも苦戦している。路線、便数が充実している福岡空港(福岡市)や、
県北部から近い北九州空港(北九州市)に利用者が“流出”。
県北、県南とのバス路線の充実などでアクセス改善を図っているが、目立った効果は出ていない。
県は長期総合計画「安心・活力・発展プラン2005」の見直し案で空港利用者の目標を引き下げた。
本年度は関東、関西圏での観光キャンペーンなど知名度アップに向けた取り組みを強化、
観光客誘致に力を注いでいる。航空各社には機材の大型化や増便(大阪線)を引き続き求めていく方針。
県交通政策課の大塚久司課長は「ビジネス客の落ち込みが長引きそうな状況だけに、
観光面の知名度向上に力を注いで、まずは目標を達成したい」としている。
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大分空港の利用者数
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