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アメリカのオバマ大統領は、韓国など３つの国とのＦＴＡ＝自由貿易協定に関する法案を
議会に提出し、来週予定されている、韓国のイ・ミョンバク大統領の訪米を前に、協定の
発効に向けた動きを加速させたい考えです。
オバマ大統領は、３日、声明を発表し、韓国、コロンビア、それにパナマとのＦＴＡに
関する法案を議会に提出したことを明らかにしたうえで、「これらの協定は、アメリカ製品の
輸出を支え、多くの雇用を創出するものだ。議会が速やかに法案を可決することを望む」として、
議会に対して早期に関連法案を可決するよう促しました。
ＦＴＡの関連法案を巡っては、これまで、野党・共和党との調整が難航していましたが、
このほど与野党間で妥協が成立し、可決に向け前進したものです。このうち韓国との
ＦＴＡについて、ホワイトハウスは、関税の引き下げなどによって、アメリカから韓国への
輸出が年間１００億ドル以上増えるほか、７万人の雇用創出にもつながると強調しており、
今月１３日に予定されている、イ・ミョンバク大統領の訪米を前に、協定の発効に向けた
動きを加速させたい考えです。
アメリカと韓国のＦＴＡが発効すれば、ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定に参加するか
どうかの判断が遅れている日本が、アメリカへの輸出で不利になることも予想され、日本の
通商戦略にも影響を及ぼすことになりそうです。
◎URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
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