11/10/01 22:56:23.67 mX/ihTAM
>>294 の続き
では保険を持っている国民はどうかというと、こちらも安泰ではない。掛け金が高いだけでなく保険会社は高額医療費の支払いもしぶるのだ。
たとえば盲腸の治療代一つとっても、ニューヨークでは243万円かかる(日本は30万円前後、自己負担は8万円)ため、保険会社は専門の請求拒否係を雇い、彼らを使って被保険者からの保険金支払い請求をさまざまな理由をつけて断ってくる。
最も多いのが、この章に出てくるエミリー・ホワイトのように病気が以前からの持病だったケースで、これは保険金支払いどころか加入自体をキャンセルされることがある。保険会社が望む被保険者の条件は、若く健康であることだからだ。