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9月28日(ブルームバーグ):ギリシャのデフォルト(債務不履行)に伴う金融の激震が
欧州に襲いかかろうとしており、ユーロは「事実上死んでいる」とイタリア最大の銀行
ウニクレディトの証券サービス・グローバル責任者、アッティラ・サーライベルセービッツィ氏が
警告した。
ブダペスト証券取引所の元会長でもあるサーライベルセービッツィ氏は、
ハンガリーのニュース・ポータルサイト「index.hu」に掲載された論説で、
「ユーロは救済しようがない。欧州各国政府と欧州中央銀行(ECB)による
成功の見込みがない延命策が、どの程度長くギリシャを支えることができるかが
残された唯一の問題だ」と主張した。
また、ギリシャがデフォルトに陥った場合、欧州全域に直ちに「マグニチュード10」の激震が
押し寄せ、ギリシャ国債の保有者は投資の全てを評価損として計上せざるを得なくなると予想。
ギリシャでは給与と年金の支払いが停止され、現金自動預払機(ATM)は「数分以内」に空になる
との見方を示した。
金融機関への打撃については、デフォルトの影響は欧州全域にすぐに広がり、
「脆弱(ぜいじゃく)な諸国の脆弱な銀行」で取り付けを引き起こす恐れがあり、
「このような形でエスカレートしたパニックの嵐が欧州全域に吹き荒れ、ユーロ圏の崩壊に
つながる危険がある」と指摘した。
同氏は28日の電話取材に対し、自らの論説が「最悪のシナリオ」について論評したものだと説明。
ウニクレディトの広報担当クラウディア・ブレスゲン氏(ミュンヘン在勤)は電子メールで、
サーライベルセービッツィ氏の論評について、
「彼自身の個人的見解であり、当行の立場を反映したものではない」と述べた。
ソースは
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
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