11/09/25 20:48:30.82 QwN9+i0h
178、180、184とかのコピペを見ると、
札刷れ派の理論的根拠が新聞記事であることがよく分かる。
>>銀行がカネを貸さなくなると、モノの値段が下がり続けるデフレ不況になる。
のではなく、銀行がカネを貸さなくなると、企業活動が縮小して雇用の悪化、
もしくは賃金の低下が起こり、庶民の購買力が低下する。購買力の低下が物価の
下落圧力となり、それが実際に価格の低下をもたらす。その価格の低下が企業の
利潤の低下を招き、それが賃金の低下圧力となり、実際にも低下する。賃金が低下
するとさらなる購買力の低下となり、それがさらに物価下落圧力となる。
これがデフレスパイラルなのだが、銀行の貸し渋りがストレートにデフレ不況に
なるのではない。賃金の低下と、それによる購買力の低下の連続がデフレの正体。
賃金の低下と雇用の悪化は派遣が認められ、企業が正社員の数を減らし始めたからだし、
アウトソーシングで生産が海外移転されだしたことが最大の原因。
札をすることによって、これらの原因が取り除かれるなら、デフレ対策として
札を刷る事が有効だと言える。
さらに言うと、バーナンキが札を刷りまくってるのは、デフレ対策ではない。
中国の人民元安政策への対抗策として、人民元を不当に安くして
米国の雇用を脅かすなら、こっちはインフレをプレゼントしてあげますよ
と言うカウンターパンチ。つまり、今のバーナンキのドル安政策は経済的な
目的だけでなく、地政学的なつば競り合いでもある。この効果が出て、
中国は年率二桁に届きそうなインフレ率で社会不安が増大している。
無論、これは中国共産党に頭の痛いことだから、人民元を少しずつだが、
上げるようになった。人民元高は日本にとっても、欧州にとっても利益
だから、ドル安政策を黙認すると言うのが先進国中銀のスタンスなんだな。