【経営】ヤマハ発動機に見る「日本のものづくり」経営のヒント [09/24]at BIZPLUS
【経営】ヤマハ発動機に見る「日本のものづくり」経営のヒント [09/24] - 暇つぶし2ch1:ライトスタッフ◎φ ★
11/09/24 23:53:49.73
歴史的円高・景気悪化・高い法人税・環境制約など輸出企業にとって厳しい環境が
続いており、製造業の海外移転による国内空洞化の加速が懸念されている。そんな中、
海外売上高比率が約90%のヤマハ発動機は、日本ならではの「ものづくり」を追求している。

同社の目指す「日本のものづくり」経営は、既存事業の開発・調達・製造における機能を
進化させた、ものづくりにおける『世界のマザー拠点』であるということだ。製造現場の
事例としては、生産規模・組立工程に応じ、柔軟な生産方式を採用している事が挙げられる。
月産400台以上のモデルは量産ラインで組み立てられ、月産400台以下の少量モデルは量産
ラインから外し、そのうち小型モデルは2人で組み上げるセル生産方式、大型モデルは
10人のショートラインで組み立てる。量産ラインは価値作業にこだわる理論値生産を
徹底したラインで、少量モデルを大量に生産する新興国工場の手本である“マザー”となる
ものだ。二輪車の開発ではエンジン・フレームといった基盤となる「プラットフォーム開発」
を国内で、各国地域の好みに合わせる必要がある外観・機能などの「商品開発」は海外現地で
行うという明確な戦略を進めている。こちらも「ものづくり」の基盤となる重要な領域は
国内に残すという戦略だ。また、国内製造を残すために、製品の開発・設計・製造など
全ての部門に渡り、コストダウンを図ることも同時に行っている。

さらに、もうひとつ同社が取り組んでいるのが、エキスパート人財の育成だ。これは現在、
専用工場で行われている「レクサスLFA」のエンジン組み立て工程に、最も端的に現れている。
このクルマは世界限定500台で販売されているが、既に今年の3月には予約が終了し、完売と
なった話題のスーパーカーで、全てが卓越した職人の手で造られている。組み立て工程は
「一人完結セル生産」というスタイルで、3年以上の専任教育を受けたわずか7名のエキスパート
の手により行われている。量産型エンジンとは違い、はるかに高い性能で、桁違いな複雑さ
・精密さを要求されるために、1台を組み立てるのに3日をかける。ここには“人”“技術”、
現場での“団結力”が極限まで高められた「ものづくり」の現場がある。

日本の製造業の空洞化に立ち向かうためには「ものづくり」経営をより高度な形で具現化を
しなければならない。この磐田の地にはそのヒントが多く見られる。

●少量モデルの小型車組み立てに採用された「セル生産方式」。(磐田工場にて)
URLリンク(news.searchina.ne.jp)

◎ヤマハ発動機(7272) URLリンク(www.yamaha-motor.co.jp)

URLリンク(news.searchina.ne.jp)

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