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［東京 ２１日 ロイター］ クレハ(4023.T: 株価, ニュース, レポート)は２１日、
中国江蘇省にリチウムイオン電池用材料などに使われるフッ化ビニリデン樹脂の製造設備を新設すると発表した。
投資額は約６０億円で、生産能力は年５０００トン。２０１２年夏に着工し、１４年春に稼働する予定。
リチウムイオン電池は携帯電話や高機能携帯端末、電気自動車向けなど世界的な需要拡大が見込まれており、
工場の新設により、フッ化ビニリデン樹脂の安定的な供給体制を構築する。
同社は７月に同樹脂を製造するいわき事業所（福島県いわき市）の年間生産能力を２７００トンから
４０００トンに増強したばかりだが、中国に製造拠点を設立することで、急速な需要拡大に対応する。
また中国・上海市に中国事業を統括する子会社も９月下旬に設立する。現地グループ各社の
資金管理や業務支援を行い、運営の効率性を高める。
ソース：ロイター
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