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東証1部上場だったシステム開発会社「ニイウスコー」(解散)の粉飾決算事件で、
証券取引法違反の罪に問われた同社元会長、末貞郁夫被告(63)の判決公判が
20日、横浜地裁で開かれた。朝山芳史裁判長は「企業コンプライアンスを無視した、
上場企業の経営者としてあるまじき行為」などとして、懲役3年、罰金800万円
(求刑懲役5年、罰金1千万円)の実刑を言い渡した。
朝山裁判長は判決理由で、犯行動機について「外部からの出資を仰ぐ際、成長性を
アピールし、資金調達を容易にするためだった」と認定。「大体の不正取引について
認識しており、組織的で悪質な犯行」と述べ、「金融証券市場の信頼を損ない、
重大な非難に値する」と指摘した。
判決などによると、末貞被告は、同社元役員の大村紘一被告(69)=有罪判決=と
共謀し、平成17、18両年度の6月期決算で、ソフトの売買を書類上だけで繰り返す
「循環取引」などの手口で、売上高を約274億円、経常利益を約114億円水増しした
虚偽の有価証券報告書を、関東財務局に提出した、などとされる。
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