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AP通信はこのほど、中国の富豪にとって最大の願いは中国を離れることだと報じた。
北京で不動産開発業を営む大富豪の男性は、21世紀をリードする可能性のある国家の
頂点に立つ可能性を持つ人物と言っても過言ではない。しかし、多くの新興富豪と
同じように、男性も「いつかは中国を離れたい」と考えている。理由は「自身の財産の
保護、自由な言動、2人目の子ども」だという。9日付で環球時報(電子版)が報じた。
中国富裕層の海外投資は増加の一途をたどっている。海外との取引や出張のために
パスポートを手に入れることも、中国を離れるための手段の1つとなっている。
米国をはじめ、カナダやオーストラリアも、中国からの移民を広く受け入れている。
経済の発展と生活の向上によって政治的地位を強化した中国共産党にとっては、
この傾向は悩ましい問題だ。
改革開放によって、多くの中国人が貧困から脱却し、超富裕層も生まれた。党は経済的
自由を与えたが、日常生活は厳しくコントロールされている。不動産業の男性によれば、
中国では家を1軒購入しても、土地は国家の所有である中国では70年後には国家のものに
なるか、あらためて借地権を購入する必要がある。
北京のある移民コンサルタント企業の担当者によると、中国の富裕層の移民ブームの
原因は、主に「より良い子どもの教育や医療」のためだが、違法な収入を海外に移そう
と考える者もあるという。また、すでに海外に移民した友人の刺激を受けている者も多い。
彼らは中国で事業を展開しながらも、グリーンカードを求めている。
広がる貧富の差が生む富豪への「ねたみ」も不安材料だ。中国は為替レートを厳格に
管理しているが、富豪の移民が増えるにつれて、莫大な個人資産が海外に流出している
のが事実だ。
過去10年、ロシアの富豪も一貫して海外に拠点を移すために努力してきた。近年では、
その傾向は中産階級にまで広がっている。
男性は、海外でも成功できるかどうか不安が残るため、今後10年は中国にいるつもり
だというが、男性の夫人はすでに米国に住み、第2子の出産を待っているという。
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