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東京・日本橋(中央区)の活性化に向け、2018年度までに超高層ビル3棟を新設する再開発計画が浮上した。
うち1棟には高島屋東京店が入居、隣接する既存店舗と合わせた総売り場面積は日本橋・銀座周辺で最大級になる。
日本橋は銀座や丸の内に比べ集客力が弱かった。
老舗が集まる落ち着いた雰囲気を生かしつつ、新施設で集客力を高め、
より多くの外国人や若者、家族連れが訪れる街づくりを目指す。
再開発区域は東京メトロと都営地下鉄の日本橋駅に近い日本橋二丁目で、
永代通りを挟み商業施設「コレド日本橋」と向かい合う一帯。
計画案では、高島屋東京店の北隣に三井不動産などが18年度までに造る35階建てビルの低層階に東京店の新店舗が入る。
既存店舗と合わせた総売り場面積は約6万2千平方メートル。
現在、高島屋の客層は50歳代以上が中心。
一方、中央区は臨海開発で人口が約12万人(9月1日現在)と10年前から4割増えている。
増床により30~40歳代の家族層の取り込みを図る。
同店の既存店舗と新ビルは空中廊下でつなげる。既存店舗は外観はそのままに、
歴史の古い日本橋のイメージと合った染色工芸品などを展示するミュージアムや
屋上庭園を18年度までに整備し回遊性を高める。
住友不動産が14年度までに建設予定の永代通りに面した36階建てビルにはオフィスのほか、
1000平方メートル規模の大型ホールを設ける。
三井不動産が18年度までに建設するオフィス中心の29階建てのビルを加えた3棟の延べ床面積は計約33万平方メートル。
日本橋は銀座などと比べ夜間営業の飲食店が少ない。ビルでは飲食店も充実させる見通しだ。
日本橋駅の地上と地下にはそれぞれ1500平方メートル規模の広場を設け、
地上には観光案内施設を2カ所設置する。日本橋駅は羽田・成田両空港と直通する都営浅草線が通っている。
今後増加が見込まれる外国人観光客の玄関口の機能を強化する。
計画案は東京都都市計画審議会の審議を経て年内に都市計画決定される見通しだ。
URLリンク(www.nikkei.com)