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○ギリシャ債利回りと保証料が過去最高-追加支援もはや手遅れと悲観
6日の欧州債市場でギリシャ2年債と10年債の利回りがともにユーロ導入来の最高を記録した。
ギリシャのリセッション(景気後退)が深刻化し、同国への第2次支援策が実施に移される前に
既に手遅れになるとの懸念が広がった。
ドイツ10年債利回りは過去最低を付けた後、上昇に転じた。ギリシャ10年債との利回り格差
(スプレッド)は少なくとも1998年以来の最大となった。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)
市場で、ギリシャ国債の保証コストは過去最高となった。
ウェストLBの債券ストラテジスト、マイケル・レスター氏(ロンドン在勤)は「ギリシャへの第2次
支援パッケージが法制化前に手遅れになるというのが共通した見方のようだ。これが市場の
センチメントを損ねているのは明らかだ」と語った。
ロンドン時間午前11時50分(日本時間午後7時50分)現在、ギリシャ10年債利回りは前日比1
5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の19.46%。2年債利回りは123bp上げ51.61%と
なった。ギリシャ10年債の独10年債に対するスプレッドは10bp拡大し、ユーロ導入後の最大
となる1756bpに達した。
CMAによれば、ギリシャ国債のCDSスプレッドは84bp上昇し2634bpとなった。
□ソース:ブルームバーグ
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