11/09/03 17:58:22.97
かつて子どもの遊び場だったゲームセンターがいま、お年寄りも楽しめる「憩いの場」に
なりつつある。ほかの娯楽施設より安く長く遊べる点が人気のようだ。少子化と若者の
「ゲーセン離れ」に悩む業界各社も、シニア向けサービスに本腰を入れ始めた。
8月中旬の平日昼下がり。東京都葛飾区のゲームセンター「ハロータイトー亀有」では、
十数人のお年寄りが遊んでいた。
「今日の調子はどうかい」。畳敷きベンチに座って小藤チエ子さん(76)が
野田マツさん(86)に話しかけた。2人ともここの常連客で、通っているうちに
友達になった。10年ほど前に夫を亡くした小藤さんは「1人で家にいるとぼけて
しまうけど、ここでゲームをしていれば時間を忘れられる」と語った。
店は2年ほど前から高齢者が増え始め、今は平日昼間の利用者の8~9割を占める。
人気は「メダル落としゲーム」。手持ちのメダルを投入して装置内のメダルの山を崩して遊ぶ。
上達すると、千円あれば長時間楽しめる。
大半のお年寄りは数時間は滞在し、ゲームの途中でお茶を飲んだり、弁当を食べたりして
仲間と雑談して過ごす。「ゲームセンターが交流の場になっているようですね」と酒井康彰
店長は言う。タイトーは高齢者向けに、全国約20店舗で今年1月から店内のベンチを
畳敷きに変えた。
●メダルゲームを楽しむ80代の女性=2日午後、東京都葛飾区亀有3丁目のハロータイトー亀有
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