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【NQNニューヨーク=川内資子】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は急反発し、前日比429ドル92セント(4.0%)高の
1万1239ドル77セントで終えた。上げ幅は2009年3月23日以来、約2年5カ月ぶりの大きさだった。前日に大幅下落した後と
あって、目先の戻りを期待した買いが優勢となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明を受けて大幅安となる場面も
あり、相場の値動きは荒かった。
前日に米国債格下げや欧州の債務懸念などからダウ平均は600ドル以上下落した。米銀大手バンク・オブ・アメリカや非鉄大手
アルコアなど前日に急落した銘柄を中心に買いが優勢となった。
米連邦準備理事会(FRB)はFOMC後の午後2時15分すぎに発表した声明で景気認識を引き下げた。超低金利政策については
少なくとも2013年半ばまで続ける可能性があると述べた。発表後には景気認識の引き下げを嫌気し、ダウ平均は200ドル以上下げる
場面があった。
売りが一服すると、引けにかけて株の買いが再開した。S&P500種株価指数が心理的節目の1100を下回らなかったことが市場心理を
上向かせ、買い戻しを促したとの声があった。
ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに大幅反発し、前日比124.83ポイント(5.3%)高の2482.52で終えた。
S&P500種株価指数は同53.07ポイント(4.7%)高の1172.53で終えた。
業種別S&P500種株価指数は全10種が上昇。前日に下げた「金融」や「素材」の上昇が目立った。ダウ平均構成銘柄は全30銘柄が
上昇した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約24億1000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約37億1000万株と連日の大商い
だった。
前日20%安だったバンク・オブ・アメリカが17%急伸。アルコアも8%上げた。アナリストが「強い買い推奨リスト」に加えた製薬大手
ファイザーが大幅高。
一方、四半期決算で特別項目を除く1株損益が市場予想に反して赤字となったインターネットサービスのAOLが大幅安。決算と
同時に示した業績見通しが慎重と受け止められた腕時計製造販売のフォッシルが急落。
日経新聞
URLリンク(www.nikkei.com)
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