11/08/09 07:19:34.33
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[ニューヨーク 8日 ロイター] 8日のニューヨーク外国為替市場では、円とスイスフランが
大幅に上昇した。
米欧の債務問題と景気後退(リセッション)をめぐる懸念で投資家の信頼感が低下し、
安全資産への逃避が強まっている。
スタンダード&プアーズ(S&P)が先週末、米国債格付けを引き下げことや、ユーロ圏の債務問題が
世界的な危機に発展しかねないとの見方を受けて、世界経済の先行き懸念が高まっている。
ユーロは対ドルで一時上昇したものの、その後は値を消した。
欧州中央銀行(ECB)がスペインとイタリアの国債を買い入れたものの、債務危機の波及を
阻止することはできないとの不安を沈静化するにはいたっていない。
スタンダード&プアーズ(S&P)は5日、米国の長期信用格付けを最上級の「AAA」から
「AAプラス」に1段階引き下げた。
これを受けて株式が世界的に売られ、約1年ぶりの安値をつけた。世界経済の減速に
もともと神経質になっていた投資家は不意打ちを食らった格好だ。
スイスフランや円、債券、金、そのほかの相対的に安全とされる資産にマネーが殺到していることは、
投資家の強い不安感を反映している。
オアンダ(トロント)のチーフ外為ストラテジスト、ディーン・ポップルウェル氏は
「こんな状況は今までに経験したことがない」と話す。
一部のトレーダーらの間では、米連邦準備理事会(FRB)が9日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、
経済がリセッションに戻るのを阻止するための措置を打ち出すのではないか、との観測が出ている。
FRBが景気支援のための一段の措置について、選択肢を検討する、とのうわさもある。
しかし、新たな措置は発表されないとの見方が大勢だ。
スプリンガー・フィナンシャル・アドバイザーズのキース・スプリンガー社長は
「政府への信頼感が失われている。市場はバーナンキ(FRB議長)に対して
QE3(量的緩和第3弾)を求めている」と述べた。
-続きます-