11/08/05 19:57:15.73
<前略>
「単にコスト競争だけならば負けてしまう」。2日午後、トヨタの伊地知隆彦専務は東京
での決算会見で、急激な円高の流れに強い危機感を表明した。同時に発表した12年3月期
の業績予想で、同社は想定為替レートを1ドル=80円(従来82円)と2円、円高方向に
修正。しかし、現在のレートは77円台とさらに円高が進行しており、伊地知専務は「変化
のスピードについていけない」と嘆いた。
11年4~6月期連結決算(米国会計基準)で、為替変動は500億円の減益要因となり
、諸経費削減(プラス100億円)、原価改善(同200億円)などのコスト削減努力を
吹き飛ばした。
対策として、トヨタは海外の安価な部品輸入の拡大と、海外の生産拠点での部品現地調達
率のアップを進め、価格競争力を高める考えだ。ハイブリッド車(HV)など最先端技術を
駆使した部品を使う一部の車種を除き、部品の調達先を厳しく見直す。佐々木真一副社長は
「日本で作らなければならない製品がどれだけあるのか。どこでつくっても同じものは外に
出したい」と語った。
世界販売の約4分の1を占める北米市場において、現地調達率は7割程度にとどまると
される。小嶋尚樹経理部長は「モデルチェンジの際に使用部品を変更し、現地調達を拡大
させていく」という。
さらに北米では価格競争力を強化する。トヨタは東北工場で、小型HVを年末から生産
開始することを決定。この新型車を200万円以下の価格に抑え、北米市場に投入する方向
だ。主力のHV「プリウス」より安い価格で、為替変動に対する抵抗力を高めるという。
ソース:毎日jp
URLリンク(mainichi.jp)
※省略部分はソース参照
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