11/08/04 08:56:37.06
日本航空が3日発表した2011年4~6月期連結決算は、
本業のもうけを示す営業利益が171億円と黒字を確保した。
東日本大震災の影響で旅客需要は激減したが、徹底したコスト削減などが奏功。
需要減が直撃し営業赤字に転落した全日本空輸と明暗を分けた。
ただ足元では円高や燃油高の懸念もあり、両社にとって厳しい経営環境が続く。
「震災という危機的状況の中で、ダメージを最小限に抑えた」。
同日会見した日航の稲盛和夫会長は、こう胸を張った。
同社は震災発生直後の3~7月、羽田空港などと被災地を結ぶ臨時便を計2723便
飛ばした。
毎週需給を見極め、きめ細かく対応したことで、全国的な需要減を抑えられたという。
加えて、不採算路線からの撤退などの合理化策も貢献した。
昨年4~6月期に達成した約180億円の営業利益から若干の減益だが、
「この状況なら、(通期目標の)営業利益757億円を上回るだろう」(稲盛会長)
と自信をみせる。
旅客需要は海外発の観光目的を除き回復傾向にある。
ただ、「円高がビジネス目的を中心に需要減少を招く」(全日空の金沢栄次財務部長)
といった懸念も出てきている。
全日空も通期は700億円の営業黒字を見込むが、対応を誤れば目標達成は危うく、
両社の経営には慎重なかじ取りが求められる。
◇
■日航と全日空の2011年4~6月期連結決算
社名 売上高 営業損益 最終損益
日本航空 2549 ( - ) 171(-) 127(-)
全日本空輸 3050(▲0.6) ▲81(-) ▲84(-)
※単位:億円。カッコ内は前年同期比増減率%、-は比較できず、▲はマイナス、赤字。
ソースは
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
■日本航空 URLリンク(www.jal.com)
2011/8/3 平成24年3月期 第1四半期決算概況(連結) 299 KB
URLリンク(eir.eol.co.jp)
■全日本空輸 URLリンク(www.ana.co.jp)
11/07/29 平成24年3月期 第1四半期決算および通期業績予想について
URLリンク(www.ana.co.jp)
株価 URLリンク(www.nikkei.com)