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香辛料輸入最大手の小林桂(神戸市中央区)は29日、スパイス類の加工能力を増強することを明らかにした。
約20億円を投じ、神戸市西区で建設していた新工場「神戸スパイスセンター」が完成。
9月下旬から本格稼働させて能力を2倍に引き上げ、香辛料が使われる食品の少量多品種化に対応する。
産業団地「神戸テクノ・ロジスティックパーク」に約1ヘクタールの用地を取得し、延べ床面積4700平方メートルの鉄骨建屋を設けた。
粒の状態で輸入した香辛料の選別や殺菌、粉砕などを手掛ける。取り扱う香辛料は約150種類で国内最多という。
同社は、阪神・淡路大震災で被災した神戸市灘区内の工場を閉鎖し、1997年に明石工場(兵庫県稲美町)を開設。
その後、同工場も手狭となったが、現在地では拡張の余地がなく、能力を増強するには移転・新設が不可欠だった。
新工場の生産能力は年間約2000トンで、現工場の2倍になる。
同社は1833(明治16)年に創業した老舗商社。当初は天然ハッカの輸出を主に手がけ、現在は国内の香辛料メーカーや食品会社にスパイス
ハーブを納入している。2011年9月期の売上高予想は約53億円。
西松豊社長は「コンビニ業界をはじめ、商品開発のサイクルが短くなり、香辛料も少量多品種化が求められるようになった。新工場で
顧客のニーズに対応したい」としている。
▽ソース:神戸新聞 (2011/07/30)
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