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-続きです-
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■ランキングに現れる地域性
実際、日本と海外でのランキング結果は対照的だ。米アマゾン・ドット・コムのウェブサイトの
ほしい物リストに追加されているノートPCのランキングでは、上位5位中4機種が少なくとも
2キロ以上重量があり、英国のアマゾンのサイトでは、上位5位中すべての機種が2キロ以上だった。
それに対して、カカクコムが集計した過去1年間の日本国内でのノートパソコン満足度ランキングでは、
1.23キログラムの台湾・宏碁(エイサー)製「Aspire one D250 AOD250-Bb18」が1位、
0.765キロのソニー製VAIO Xシリーズの「VPCX118KJ/B」が2位になるなど、軽量機種に
人気が集まっている。
片山氏の説明では、小型タイプのノートPCはタブレット端末と比べても重量の面で
「それほど遜色はない」ため、キーボード付きで入力のしやすい軽量ノートの方が選ばれやすい。
そのうえタブレットだけではデータなどの加工が難しい。このため、iPad導入企業の社員は
ノートPCも手放せず「どうしても2台持ちになってしまう」と同氏は話す。
■タブレットの限界
コクヨは、これまでにiPadを251台導入したが、それを利用している社員全員がノートPCも併せて
使用しているという。
導入に携わる同社社員の小貫直之氏は、iPadだけでは長文メールの作成が難しいほか、
エクセルでの作業はほとんど不可能と説明した。
SMBC日興証券の嶋田幸彦シニアアナリストは、タブレット端末について、データの加工など
「クリエイティブなものには使いにくいので一定の限界がある」と指摘。
ビジネスでタブレットが「ノートPCを駆逐していくことにはならないと思う」と予想する。
iPadを仕事で使ってみた森谷さんは、顧客にデータを直接入力してもらい時間短縮できたという利点が
あったとはいうものの、iPadの画面を見せながら説明する時は、それを支える腕が5分も経つと
「ぷるぷるしてきた」ことが記憶に残る。
「CMでは軽そうに見えた」という森谷さんは、やはり重さが気になるようだ。
-以上です-