11/07/22 00:12:54.03
東芝のREGZAの一部機種など、最近のテレビでは普通のパソコン用市販USB外付けハードディ
スクに録画できるものが増加している。普通のハードディスクを使用できるということで、
一見、便利そうだが、実は長期的に見ると問題になることがある。今回は、そんな外付け
USBハードディスク録画対応テレビに興味のある人に、購入する前にぜひ知っておいてもら
いたい問題について紹介する。
■容量あたりの単価が安いハードディスク
ハードディスクは大容量で低価格、転送が高速であるため、コストパフォーマンスがよく
感じられる。パソコン向けの市販の外付けUSBハードディスクはもはや2TBで2万円以下なの
で、これを録画に使えればコスパがいい。また、レコーダーからのダビングに使う場合、
転送速度も速いなど、いい事ずくめに思えるハードディスクだが、市販ハードディスクゆえ
に弱点もある。
■著作権保護で他のメディアにダビングできないHDD
それは著作権管理の問題だ。現在の日本のテレビ放送には「ダビング10」という強力な著作権
保護がかけられている。ブルーレイレコーダーなどが内蔵するハードディスクに録画した
場合、他のメディアに対して、10回のダビング(正確には9回のダビングと1回のムーブ)
ができるというものだ。従来、ブルーレイメディアへの録画は他のメディアに転送できな
かったが、最近、ムーブバックでブルーレイからHDDへの書き戻しができるようになった。
しかし、市販USB外付けHDDへ保存した録画は他のメディアに転送できない。
■テレビを買い換えると録画HDDは再生できない
USB外付けハードディスク録画対応テレビでは、USBハードディスクを使うために初期化処理
をするが、この初期化を行ったテレビでしか再生することができないのだ。他の機器に接続
して再生できないため、テレビを買い換えれば、HDDの録画はもはや永遠に再生できないこ
とになる。この制限は市販ハードディスクが、そもそも単純にデータを記録するためのもの
であり、著作権保護機能を持っていないというのも理由だ。
■残念な地デジの著作権保護
このように市販ハードディスクを使うがゆえの問題を持つUSB外付けハードディスク録画
対応テレビだが、その根本的な問題を作っているのは我が国の「地デジ」の著作権保護シス
テム。できれば、このようなものをなくし、自由にダビングできるようにしたほうが多くの
人が録画を目にすることができ、結果として番組内の広告を見る人も増えて広告効果も上が
ると思うのだが、どうだろうか?
ソース
URLリンク(news.livedoor.com)