11/07/12 02:54:23.06
マツダは、度々ユニークな日本語の名前が付いた限定モデルを海外で設定することで知られているが、今夏にドイツで発売される「MX-5」
(日本名「マツダ ロードスター」)は、ピリッと辛いワサビを思わせる(?)明るいグリーンに塗られた「MX-5 Karai」。
文字盤に同色のサブダイヤルが配置されたドイツの腕時計ブランド「SINN」製クロノグラフが付属するそうだ。
ベースとなっているのは、日本では「RHT」という名前で販売されている電動格納式ハード・トップを持つモデル。
排気量1998ccの直列4気筒DOHCエンジンは日本仕様より10ps少ない160psを発生し、トランスミッションは6速MTのみとなっている。
特別仕様ならではの特徴としては、まずビビッドなグリーン・メタリックのボディ・カラーが挙げられる。ドイツ・マツダのウェブサイト
では「Karai」という日本語の意味を「scharf(シャーフ):英語で "spicy" =辛い」と説明しているから、やはりこれは「sushi」で
使われるワサビの色から連想して付けられた名前なのだろうか。マツダ製スポーツカーということで、初代「サバンナ RX-7」のイメージ
カラーだったマッハグリーンを思い出す人もいるかも知れない。ハードトップとドアミラーは黒く塗り分けられ、17インチホイールもダーク
グレーとブラックの塗装が施されている。
インテリアでは、表皮にブラックレザーとアルカンターラが張られたレカロ製スポーツシートを装備し、本革ステアリングホイールの
スポークやロールバーの後部など、通常はシルバーで塗られている部分が、艶のあるブラック塗装になっているそうだ。
もう1つ、このMX-5 Karaiでユニークなのは、クルマを買うと、パイロットウォッチで有名なドイツの腕時計ブランド「SINN(ジン)」が
特別に製作した腕時計が付属してくること。MX-5のロゴが印刷された文字盤には、MX-5 Karaiと同色のグリーンに塗られたサブダイヤルが
配置されており、これを身に着けていれば車から離れても、常にMX-5 Karaiのオーナーである自分を意識していられるという。
この手のスポーツカーと腕時計ブランドのコラボレーションは、高級車の世界ではよく見られるものだが、マツダ ロードスターのように
比較的手の届きやすいモデルでは珍しい。しかも、普通は「車のオーナーはこの特別製腕時計を "購入する権利がある" 」という形で販売
される(買わされる)ことが多いのに、このSINNの腕時計はMX-5 Karaiの購入者にプレゼントされるという。つまり車の価格に腕時計のコスト
が含まれているということではあるが、3万ユーロ(約353万円)と発表されているMX-5 Karaiの価格は、同等の装備を持つ通常モデルのMX-5
より1,130ユーロ(約13万3,000円)もお得である上に、この1,250ユーロ(約14万7,000円)相当の腕時計が付くというからドイツ・マツダは
ずいぶん太っ腹だ。
これまで日本語の名前が付いたMX-5は、イギリスで「Miyako(宮古)」や「Kendo(剣道)」、スペインで「Iruka(イルカ)」という限定モデルが
販売されてきた。ドイツではこの「Karai(辛い)」の他に「Kaminari(雷)」というモデルも発売中である。
▽ソース:Autoblog JP (2011/07/04)
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