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ロイター通信社の報道によると、今年2月にCDMA2000版iPhone 4の発売に踏み切ったアメリカ最大手の
携帯電話会社「Verizon Wireless」が7月7日からパケット定額プランを廃止し、従量課金へと移行したそうです。
新たな料金プランは月額30ドル(約2400円)で2GBの通信が可能になるというもの。
2GB以上を通信した場合、1GBあたり10ドル(約800円)が追加で課金。また、ヘビーユーザー向けに
月額50ドル(約4000円)で5GB通信できるプランや、月額80ドル(約6400円)で10GB通信できるプランも
ラインナップ。ちなみにVerizonが提供するデータ通信量計算サービスによると、毎日2時間音楽を
ストリーミング再生した場合、1ヶ月で通信量は9GBにのぼるとされています。なお、昨年6月には通信量が
増大したことでiPhoneの新規契約受付を中止するなどしていた、アメリカ第2位の携帯電話会社「AT&T」も
パケット定額プランを廃止し、月額15ドル(約1200円)で200MBのデータ通信が可能になる「DataPlus」と、
月額25ドル(約2000円)で2GBのデータ通信が可能になる「DataPro」のプランに移行。これにより大手2社が
パケット定額プランを廃止したことになります。
日本でも通信量の増大は大きな問題となっており、各社で通信量を分散させる試みを実施していますが、
特にKDDIは高速通信ネットワーク「モバイルWiMAX」に対応したスマートフォンや、3Gと無線LANを
自動切り替えできる「au Wi-Fi SPOT」を展開することなどで通信量の増大に対応するマルチネットワークを
展開するなど、興味深い動きを見せています。3G通信機能をONにしている場合、iPhoneやAndroidスマートフォン
は自動的に通信を行うことなどを考えると、常にパケット通信量を気にしながら利用する……というのは
なかなか不便そうですが、従量課金の流れになることだけは避けてもらいたいものです。
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