11/07/06 23:11:59.32
【上海・隅俊之】
中国人観光客が沖縄で1泊以上すればその後は日本を何度でも訪問できる数次査証(マルチビザ)の発給が
今月1日から始まり、第1陣が6日夕、北京や上海から出発した。
条件付きながら2回目以降は日本のどこにでも行けるため、
東日本大震災の影響で減少した中国人観光客の復調の「起爆剤」となることが期待されている。
観光目的の数次査証は、沖縄振興策の一環として日本政府が初めて導入した。
有効期間は3年間。余裕のある旅程が組めるよう1回の最大滞在日数は90日間で、
従来の個人観光ビザの15日間から6倍に大幅延長された。
発給対象は「十分な経済力」がある富裕層。日本政府は具体的な基準を示していないが、
ビザ申請を代行した上海中国青年旅行社の話では、年収25万元(約310万円)以上と狭き門になっている。
また、「沖縄に行くより東京、大阪を希望する客も多い」(上海国際旅行社)という。
上海市内の旅行各社には6月末から問い合わせが急増。中国人観光客の数は最近は復活の兆しが出始めており、
観光業界も数次査証の導入に期待を寄せている。
ビザの発給は申請から1週間後だが、中国で一番申請数が多い上海日本総領事館は申請初日の1日、
歓迎の姿勢を示す狙いから、異例の即日発行を行った。
現在、上海から沖縄直行便を週2便飛ばしている東方航空は、8月から週4便に増便。
海南航空も7月28日から北京-沖縄直行便を週2便就航させる予定。
留学先のカナダから一時帰国している息子(21)と沖縄に行くという孫金蘭さん(47)は
「これまで何度も日本に行ったが、1回ビザが出れば何度でも訪日できるので便利だ。
東日本大震災の影響も心配はしていない」と話していた。
URLリンク(mainichi.jp)
外務省HPより
沖縄を訪問する中国人個人観光客に対する数次ビザについて
平成23年5月28日
1.今般,我が国政府は,7月1日(金曜日)より,沖縄を訪問する中国人個人観光客で,十分な経済力を有する者とその家族に対して,数次ビザを発給することとしました。
観光数次ビザは我が国として初めて導入するものです。
2.この数次ビザの有効期間は3年で,その間であれば何回でも訪日できます。
また,1回の滞在期間は,90日であり,従来の個人観光ビザの15日より遙かに長くなっています。
3.この数次ビザは,中国本土における全在外公館(7公館)において,
現在中国人の訪日個人観光を扱っている全ての中国側旅行会社を通じ代理申請ができます。
4.これにより沖縄県を訪問する中国人観光客が増加し,
沖縄県の更なる観光振興に繋がるとともに日中間の人的交流が一層促進されることを期待します。
URLリンク(www.mofa.go.jp)