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東京電力福島第1原発事故は、周辺地域のゴルフ場に深刻な打撃を与えている。日本ゴル
フ場事業協会によると、放射性物質(放射能)漏れの被害が懸念される福島県内では全60
コースのうち10コースが営業を再開できていない。関係者によると、廃業を検討している
ゴルフ場は、福島第1原発から20~30キロ圏内のコースを含め少なくとも3コースに
のぼるという。
東日本のゴルフ場利用者数は震災直後の30~50%減から5月の大型連休を境に回復
傾向にあるが、同協会は「放射能の影響の心配からか、雨が降るとキャンセルが相次ぎ、
利用者がゼロになるコースもある」と話す。東京電力へ賠償を求める動きも浮上。協会では
「どのような形で賠償をしてもらえるのか、(福島など)各県のゴルフ場支配人会で状況を
取りまとめ、県に要請する動きがある」としている。
ゴルフダイジェスト・オンライン社が発表した震災前後の一般ゴルファーのプレー動向に
関する調査結果によると、東京都在住の同社会員は震災後、千葉、茨城、栃木県でのプレー
を震災前より7~8%減らした一方で、山梨、神奈川、静岡県などでのプレーが増えて4~5
%上昇した。
5日まで男子プロの日本ツアー選手権が開催された宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県
笠間市)では、震災直後に来場者は例年の3割以下に落ち、今月の予約状況も震災前の約
9割にとどまっている。支配人の青木裕次氏は「例年の状況に戻りつつある」とする一方で
、「海沿いやその近隣のゴルフ場は放射能被害で大変苦労していると聞く」と話している。
ソース:SankeiBiz
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