11/06/15 15:38:00.77 fO9DAP+s
日本の金融機関は逃げられないのですよ。
それはデフレで低金利の国債でも儲かるシステムにどっぷり
浸かったから、逃げようがなくなった。それはバブル時代まで
土地担保一辺倒で逃げられなかったのと同じ構図です。本来なら、
異常な土地の値上がりを警戒して、土地一辺倒を改めたってよかった
はず。でも、日本の銀行はバブルが崩壊するまで逃げなかった。
そして90年代末の金融危機になる。
国債も同じですよ。気がついたら逃げようがなくなってたんです。
目先の利益が出ると思えば、将来危なくても手を出してしまうのです。
だって、自分の担当期間だけ結果出せばよいのだから。後になって損失
が出ても、それは自分の責任ではない。経営者も同じです。ただ、国債を
買い続けられるのは永久ではないのです。土地が永久に値上がりしなかった
ように。
東電の経営陣は、いろいろ安全性に対する指摘があっても、それを改善
することなく事故を迎えてしまった。普通なら、GDP比率で200%を
突破するほど国債残高を増やしません。でもやったでしょ。後は、まだ
安全と判断して逃げないか、安全じゃないと判断して逃げるかの選択なの
です。私は逃げる判断をしました。それだけのことです。