11/06/11 00:38:08.24 uenV1YO9
最近、電力工学を専攻する学生がいないせいか、
電力不足(供給<需要)になるとどうなるか、わかる人が少ない。
供給力が十分でなくなると、まず周波数の低下が現れ、ある時点で、
各発電所(水力、火力、原子力なんでも)の同期発電機が脱調し、
連鎖的に発電所が停止し始める。ただでさえ供給力が不足している
ところに、さらに供給力が低下するので、加速的に事象が進展する。
ここで脱調の影響が波及しないように先手を打って、自動的に
ある地域を停電させることになるが(すなわち停電させて需要を下げ、
供給力が上回るようにする。あらかじめ停電地域を宣言できたら
「計画停電」だけど、この場合、本当の意味で「無計画停電」となる)、
この自動遮断が後手後手に回ると、例えば大阪全域が大停電に
至る可能性もある(かつてニューヨークでも同様の停電があった)。
これが関電のせいなのか、節電要請を無視した橋下のせいなのか、
はたまた、原発再開の同意をしなかった福井県知事のせいなのか、
起きてみないとわからない。