11/06/09 17:03:23.30
ゼネコン(総合建設会社)の採算が上向いてきた。
建設経済研究所が9日発表した主要ゼネコン40社の2011年3月期決算は、
本業のもうけを示す営業利益が合計で前期比97.9%増の2288億円、
最終損益が1020億円の黒字(前期は170億円の赤字)と大幅に改善した。
採算の悪い工事受注を避ける「選別受注」の徹底が寄与した。
最終損益は、売上高が1兆円超の「大手」が合計で683億円の黒字(前期は139億円の赤字)、
同2000億円超の「準大手」が同272億円の黒字(163億円の赤字)だった。
工事利益率の改善に加え、販売管理費を大手で前期より3.2%、準大手で6.8%
それぞれ削減したのも採算改善に貢献した。
ただ、売上高は40社合計で13%減の11兆4134億円と大幅に減少。
大手は16%減の6兆349億円、準大手が8.1%減の3兆4851億円だった。
工事の採算重視を徹底した結果、受注が目減りしたことが響いた。
一方、今後の売り上げにつながる受注高(単体)は、12年3月期で大手が6.6%増の
5兆1020億円、準大手が7.3%増の3兆1110億円とそれぞれ伸長する見込み。
08年秋の金融危機以降、2ケタの減少を続けてきたが、都心のオフィスビル建設など
民間の設備投資が改善すると予想した。
ただ、東日本大震災に伴う復旧需要は受注時期の予測が難しいとして、受注見通しに盛り込んでいない。
ソースは
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
■建設経済研究所 URLリンク(www.rice.or.jp)
2011年6月9日 「2011年3月期(2010年度)主要建設会社決算分析」を発表しました(PDFファイル)
URLリンク(www.rice.or.jp)).pdf