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神戸運輸監理部は3日、県内各港の2010年度船舶積み卸し実績を発表した。
神戸港では前年度比10・3%増で、リーマンショック以前の水準に回復。
姫路港、東播磨港でも前年を大きく上回った。
また、神戸港の3月の月間コンテナ取扱量は、東日本大震災や原発事故を受け、
外国船が首都圏への寄港を取りやめた影響で、過去10年間で最多となった。
同監理部によると、10年度の神戸港の総取扱量は8649万トン。
8割を占めるコンテナ貨物は、輸出が3235万トン(前年度比11・1%増)、
輸入が2957万トン(同12・0%増)だった。
特に6月は18万6072TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)と、
前年同月比で24・4%増と大幅に伸びた。
東日本大震災の影響で3月の月間取扱量は20万7205TEUまで増えたが、
同監理部によると5月以降は通常に戻っているという。
阪神・淡路大震災や経営合理化で首都圏に物流施設を集約する傾向がみられたが、
今回の震災を受け、あらためて拠点の分散化を検討する企業もあるといい、
担当者は「今後の動向に注目したい」と話す。
また、姫路港の10年度の総取扱量は1143万トン(前年度比20・1%増)、
東播磨港は3609万トン(同19・4%増)で、
いずれも鉄鋼や石炭の取り扱いが増えた影響とみられる。
一方、尼崎西宮芦屋港は276万トンでほぼ前年並みだった。
(広畑千春)
(2011/06/03 21:56)
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