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[ハノイ 29日 ロイター] ベトナム外務省は29日、緊急記者会見を開き、
南シナ海で資源調査活動を行っていた探査船が中国の監視船に妨害されたとして、
同国を強く非難した。
週末に会見が行われるのは異例で、南シナ海の南沙諸島などの領有権を争う
両国間の緊張が高まっている。
ベトナム外務省は、同国の船が中国の領海に侵入し探査活動を行っていたという
中国側の主張を否定。
同省のグエン・フオン・ガー報道官は、ベトナムの和平や独立、領土の保全などを
確実に守るため、ベトナム海軍はあらゆる手を尽くすと指摘した。
妨害行為が起きたのは、ベトナム中南部沖から約120キロ、中国の海南島から
南に約600キロ離れた地点。
国営石油会社ペトロベトナムの幹部は、中国の監視船3隻のうち1隻により
意図的に調査用ケーブルが切断されたとし、このような行為は以前にも発生して
いたと指摘。
また、中国の監視船がベトナムの探査船に暴力を加えると脅迫したとも述べた。
石油やガスが埋蔵されていると考えられている南シナ海をめぐっては、中国、
ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾が互いに領有権を主張している。
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