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夙(しゅく、夙の者、宿の者)は、近畿地方に多く住んでいた賎民。
被差別部落の起源の多くであったかわたよりも下位でありながら、
その差別はそれほど強烈ではなかったといわれる。
かわた村の中には夙筋という一系列があり、一段低いものとして差別された。
かわた村の手下となった夙は三味線・鞁弓を弾き、小歌・芝居などの雑芸能に携わった。
また夙の者により形成された村落を指して『夙村』などと呼ばれることもある。
例として、大阪の河内地域に存在した大規模な独立村落が挙げられる。