11/05/18 08:27:08.05
ソースは
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
[1/2]
5月17日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場では、円がドルに対してほぼ3週間ぶりの
大幅安。
日本銀行の白川方明総裁が日本経済は「大変厳しい」と述べたことから、金融政策が一段と
緩和的になる可能性があるとの見方が強まった。
ユーロは大半の主要通貨に対して上昇。株価や商品が下げ渋ったことが手掛かりにされた。
一方、円は主要16通貨すべてに対して値下がりした。英ポンドはドルに対してほぼ1カ月ぶりの
安値から上昇。英国のインフレ率が2008年以来の高水準に達し、イングランド銀行(英中央銀行)への
利上げ圧力が強まったことが背景。
為替取引を手掛けるテンパス・コンサルティングのストラテジスト、ジョン・ドイル氏は
「円は白川総裁のコメントに反応して引き続き売られている」と指摘。
「日本経済はかなりの苦境に陥っているため、総裁のこの日の発言は円売りの絶好の口実とされた。
円は最近見られた安全逃避を目的とした資金の流れで買われ過ぎていた」と述べた。
ニューヨーク時間午後4時8分現在、円はドルに対して前日比0.7%安の1ドル=81円36銭(前日80円79銭)。
一時は1.2%安と、日中取引では4月27日以来の大幅下落となった。
ユーロはドルに対して0.5%高の1ユーロ=1.4223ドル(同1.4156ドル)。
円はユーロに対して1.2%安の1ユーロ=115円72銭(同114円37銭)。
■英インフレが加速
英ポンドはドルに対して0.3%高の1ポンド=1.6245ドル(前日1.6192ドル)。
一時は1.6147ドルと、4月5日以来の安値を付ける場面もあった。ポンドはユーロに対して0.1%安。
英政府統計局(ONS)がこの日発表した4月の消費者物価指数は前年同月比4.5%上昇。
3月は4%上昇だった。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト32人を対象にまとめた調査の
中央値では、4.1%上昇が見込まれていた。
イングランド銀行の政策金利は2009年3月以降、0.5%に据え置かれている。
主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数は前日からほぼ変わらず。
一時は0.5%上昇する場面もあった。
先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関加重通貨指数によると、ドルは過去1カ月に
1.1%上昇し、年初からの下げ幅が4%に縮小した。
-続きます-