11/05/19 22:20:55.07 KzjQ6+p7
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1980 その間、答申で神戸沖案で問題とされた点の全てが改善に向かう。
騒音の軽減(航空機技術の進歩)
ポーアイ完成によるアクセス改善(海底トンネルから橋梁へ)・周辺用地確保(150ha規模)
高度成長期の終焉(未発達の泉州の発展開発案より、既存都市集積を活かすべきという流れ)
ポーアイ成功による大規模開発への市民の理解
港湾との調整もポーアイ、六甲アイランド計画が確定し、問題なし。
コストは泉州案の1/3ですみ、埋立コストの半分は神戸市が負担
以上の状況の変化を理由に神戸沖案が再提出され、航空審議会に再審議を迫る。
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1981~1982 神戸側推進の動きをみて、泉州市町反対からたちまち要望決議に団結
(この豹変から反対が市民の公害反対ではなく、単なるゴネ得狙いだったことがわか
ります。市民の意見がそんな短期間に変わるわけないですから)
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塩川運輸大臣、国会で泉州沖案と神戸沖案の比較再検討をするよう迫られるも
神戸沖は検討済み、やはり泉州沖案の方がまさったと拒否し続ける。
神戸沖にも十分な調査をという声に、調査費は泉州沖にのみ使うと明言
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1982 反対決議を撤回した神戸が正式に誘致活動を始める。
泉州全市町も反対決議撤回を完了。
その頃から、「神戸は一旦関空を蹴ったくせに」と言われるように。
大阪財界、神戸沖非難。泉州沖支持。理由は泉州沖案は空港本体とインフラ整備、都市開発
と莫大な国費が関西に落ちるから。安くてすむ神戸沖案はその1/10しか見込めません。
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国の予算不足から、コストの安さを理由に大蔵省が神戸沖案を支持。
それに対抗するため泉州派、国の負担軽減を目的に、国直轄運営から株式会社方式を提案。
(国家の主要空港なのになぜ株式会社なんだといいますが、大阪がそうしたのです)
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泉州沖案、大阪財界・兵庫を除く各府県から支持・同意を得る。
(主たる理由:高速アクセス整備で京都、滋賀、奈良、和歌山に恩恵あり)
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これは国家事業、どちらがいいか、関西だけでなく審査会や全国の国民に問うべきだと神戸推進派。
空港は名目化し、関空をダシに、地域振興プロジェクト化した計画が全国から非難を受ける
ことを恐れた泉州推進派は、神戸沖空港建設を認めることと交換に再審議請求取り下げを要求。
(この経過を関空擁護者は神戸がゴネて神戸空港を無理矢理認めさせたといってるわけです。
それよりも前に、そのような取引があったことさえ隠蔽し、神戸が勝手につくったと言ってます。)