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>>1のつづき
しかし、一方で再開発の動きも。昨年7月、御堂筋と本町通りが交差する地点に誕生した
積水ハウスの複合ビル「本町ガーデンシティ」。都市再生特別特区の適用を受け、従来の
高さ規制を超える約130メートルのビルは御堂筋線本町駅に直結し、地下2階・地上27
階建て。オフィスゾーンには中核テナントの岩谷産業、11~27階にはセントレジスホ
テル大阪が入居し、新たなランドマークとして定着してきている。
御堂筋ブランドが低迷するなか、ビル業界が今、注目しているのが東日本大震災の影響
だ。企業の間では本社機能の一極集中を見直す動きが始まっているためである。
本町ガーデンシティから御堂筋を約400メートル南下した地点にほぼ完成した積水ハ
ウスのもう一つの高層オフィスビル「本町南ガーデンシティ」(地下2階・地上26階建て
)。まだ入居テナントが決まっていないものの、「震災後、引き合いが増えている」(積水
ハウス広報部)という。
そのビルの北側に昨年4月に完成した13階建ての「御堂筋アーバンシティ」も、オーナ
ーの理化学機器販売、アズワンに入居希望や問い合わせが続々と寄せられ、2社の入居が
決まっている。
担当者は「1棟まるごと買いたいという上場企業もあった。震災がきっかけとなり、企業
のほうも、老朽化して賃料の安いビルよりも、免震機能や24時間利用できるセキュリティ
ー環境が整った新築ビルを探している」と話す。
安全で快適なストリート-。それが御堂筋が目指すべき将来像なのかもしれない。
-以上-