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中部初のアウトレットモールとして2000年に開業した岐阜県本巣市の大型商業施設
「海龍リバーサイドモール」が4月上旬、税金滞納で市に建物を差し押さえられていた
ことが分かった。
テナントや取引会社に対する支払いなど計5億円余りが未払いなことも、同施設の内部資料で
判明。
施設は3月下旬から突然、臨時休業となり、市や取引先は運営会社と連絡が取れない状態に
なっている。
市税務課によると、施設にある温泉施設の入湯税が昨年11月から今年1月まで
約330万円未納で、本年度分の固定資産税約1千万円も納めていないとみられる。
施設は3月24日、「臨時休業」の紙を張り出し休業。昨年9月に占い師の海野正見氏が
経営する「海龍」(東京)が買い取ったが、同社とは連絡がつかない状況が続き、市は
4月7日に建物を差し押さえた。運営権が第三者に移った場合、優先的に納税を求めるためだが、
藤原勉市長は「差し押さえはしても、海龍が出てこないことには何ともならない」と困惑する。
内部資料によると、そのほかの未払い金は
▽警備会社など取引先への支払いが約50社に計2億8800万円
▽地権者への賃料4400万円
▽テナント24社の敷金計約1億5千万円
-など。敷金1千万円以上が返還されていない名古屋市のエステ会社は「裁判など法的な
手段も検討していく」と話している。
【海龍リバーサイドモール】アパレルメーカーのリオ横山ホールディングス(名古屋市)の
グループ会社が2000年3月、中部地方で初めてのアウトレットモールとして本巣市政田に
開業。映画館や温泉施設を併設し、02年8月期は年150億円を売り上げた。
競合地域に新たな複合商業施設などが開業したことで低迷、10年9月に
携帯電話コンテンツ開発などを手掛ける海龍(東京)に売却。リニューアルオープンを
目指していたが今年3月24日に突然、休業した。
ソースは
URLリンク(www.chunichi.co.jp)