11/05/10 23:28:33.40
三菱化学とパイオニアは10日、世界最高レベルの発光効率と寿命を達成した
塗布型有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子を開発したと発表した。
パネル量産の開発を進め、2014年までの製品化を目指す。
この素子では発光層を蒸着方式で成膜することが一般的だが、
今回の開発では塗布方式を採用。三菱化学独自の塗布型発光材料を使い、
両社が共同で素子設計と塗布方式の最適化を図ったという。
この結果、1平方メートル当たり1000カンデラの輝度と1ワット当たり52ルーメンの発光効率、
さらに輝度半減寿命が2万時間という高い性能を実現した。
同じ電力を使用した場合、白熱電球の4倍の明るさになるという。
また、塗布方式は蒸着方式に比べて歩留まり率が格段に高く、
パネルの大型化にも適しているという。
有機EL照明パネルをめぐっては、三菱重工業やロームなどが出資する
ルミオテック(山形県米沢市)が1月に世界で初めて量産を始め、
カネカも3月に器具メーカーに供給を始めた。
三菱化学も蒸着型パネルの販売を7月に始める予定で、
参入企業が徐々に増えている。
今後は有機ELパネル市場の拡大に伴い、
製品の機能向上をめぐる競争も激しくなりそうだ。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
三菱化学が7月に発売する有機EL照明パネル
URLリンク(sankei.jp.msn.com)