11/05/05 14:52:03.41
>>1の続き
「ゴルフクラブ会員権を2つもち、プライベートなゴルフ会にも2つ参加していて
コンペや旅行でけっこう忙しい(笑)。ほかの都市と同様に福岡には小さなコミュニ
ケーショングループがたくさんありますが、紹介や飛び入りでの参加も自然なムード
で会の垣根が低い気がしますね。
趣味があれば会社以外のつきあいが絶対に広がりますよ。福岡へ来てから運転免許を
取った妻は行動範囲まで広がったと喜んでいます。
ここにいれば、どこへ行くにも日帰り感覚で遊べるんです。二日市や脇田の温泉場にも
車で20?30分で行けるし、会員権を持っている2つのゴルフ場も20?30分です。
映画を見に行くのも福岡ドームに行くにも歩いて15分。感覚的には、すべてが自分の
手の届くところにある〝庭〟のようなイメージです。韓国の釜山だって広島と同距離で、
高速船に乗って3時間弱で行ける。元気で活動的でいるかぎり、福岡で暮らしたいですね」
■ミドル世代に人気の高級住宅街ベスト3
西新は市内でも指折りのハイソエリアに入るが、近所には西新中央商店街があり、
〝リヤカー部隊〟と呼ばれるおばちゃんたちがとれたての野菜を露店売りしていて
活気もある。庶民的な一面も持ち合わせており、住みやすそうだ。
「ほかに同じ早良区内の百道は東京の成城のような比較的新しい高級住宅地、中央区の
大濠は麻布や番町といった古いお屋敷街ですね。西新はさしずめ田園都市線沿線といった
ところでしょうか」と大橋氏。もともと福岡市には中洲の屋台で有名な那珂川を境に、
東が商人の町・博多、西が城下町・福岡の地理概念があり、早良区、中央区は城下町側だ。
地元大手不動産会社の解説によると、「昔からこの2つの区にはハイクラスが集中して
いますが、市民自慢の大濠公園に沿った大濠1丁目・2丁目がとくにグレードが高いん
です。公園が望める物件ほど高額となり、新築の一戸建ては軽く億を超しますね。
ただし古い住宅街のため、出るのはほとんどが中古マンションです。百道は平成初頭
から急成長し、シーフロントの高級タワーマンションや内外の有名建築家による住宅群
が続々と登場しました。転勤してきたエグゼクティブや若いリッチ層が中心で、新築の
一戸建ても多い」
■人と人との距離感と親密度 そのバランスが博多っ子はいい
百道は新しいエリアだけに電気ケーブルの埋設が進み、街路樹や公園も景観最優先で
プランされている。隣接する西新については、大橋氏も挙げた理由で古くから幅広い
人気をキープ。
不動産相場は東京より3割安とされ、これら一等地の物件価格はたしかにリーズナブルだ。
「70ヘーホーメートルから90ヘーホーメートルの中古マンション需要が高く、
築'80年代だと1800万円前後から、築10年未満になると3000万円を超えます。
子どもが独立して戸建てからマンションに住み替える50歳代の夫婦が多いのですが、
ほとんどが2LDKではなく3LDKを希望されますね。子どものために客室を用意する
のが福岡では常識のようになっています。平均購入価格は2000万円から3000万円の
間ですね」
■東京のストレスから、完璧に解放された
大橋氏も土地柄や価格、広さから西新に棲家を求めたが、決め手はほかにもあったという。(※続く)