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大和ハウス工業は22日、本社とグループ会社15社で、09年と10年の2年間に
総額約32億円の時間外賃金の未払いがあったと発表した。
今年1月に大阪府の天満労働基準監督署の是正勧告を受け、本社を含む32社を
調査したところ、従業員約2万5000人の約4割に当たる9387人のサービス残業が
分かった。
2年間で1人当たり月平均6.7時間分で、同約1万4000円の未払いをしていたと
認定し、4月分の給与で一括支給した。
また経営責任を明確にするため、大和ハウスの大野直竹社長を含む
役員154人の役員報酬を4月から3カ月間、最大8%削減する。
昨年7月に労働基準監督署が本社を立ち入り調査したところ、従業員がパソコンで
事前に申告する残業予定時間と、実際の残業時間が食い違っていたことが判明した。
従業員の聞き取り調査で「上司から残業時間の目標が示されており、超過した部分を
正直に申告しづらかった」「営業成績が悪いので申告しづらかった」などの意見が出た。
同社は再発防止策として、残業時間を正確に記録する労働管理システムを
強化するほか、管理職に対しては、従業員が残業時間を事前に申告するよう
指示の徹底で改善を図るとしている。
記事
毎日新聞社
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